GoogleのVRペイントアプリ「Tilt Brush」がオープンソースに
Google(米Alphabet傘下)は1月26日、自社開発のVRペイントアプリケーション「Tilt Brush」をオープンソースにすることを発表した。
Tilt BrushはVR使った3D空間でペイントできるアプリケーション。Valve Index、VIVE、Oculus、Oculus quest、Windows Mixed Reality、Playstation VRなどのヘッドセットで利用できる。
オリジナル開発者の1人であるPatrick Hackett氏のSkillman & Hackettを2015年に買収したことでGoogleが獲得した技術で、2016年にHTC Vive VR/SteamVRでローンチし、さまざまなアーティストを集めたTilt Brush Artist in Residenceプログラムとのコラボレーションも進めてきた。
今回のオープンソース化について、Tilt Brushをより多くのアーティストに使ってもらうことで没入型AR体験を支援したい、と意図を説明している。Google版のTilt Brushについては、今後アップデートは行われない。
GitHubのページでオープンソース版を公開している。ライセンスはApache License 2。Unity 2018.4.11f1、SteamVRが必須で、Support/binディレクトリでスクリプトを使いたい場合はPython 2.7が必要。なお、Tilt Brushの商標とロゴはGoogleに属すとしている。
Tilt Brush
https://www.tiltbrush.com
GitHubのtilt-brushのページ
https://github.com/googlevr/tilt-brush