「MySQL 8.0.23」が公開

 MySQL Developmentチームは1月18日、最新のメンテナンスリリース「MySQL 8.0.23」が一般公開(GA)となったことを発表した。

 MySQL 8.0.23は、2018年に登場したMySQL 8.0の最新のメンテナンスリリース。2020年10月に公開されたバージョン8.0.22に続くものとなる。最新版では、不可視列(INVISIBLE columns)をサポートした。アプリケーションのマイグレーションやバージョニングの目的で有用としている。また、Query attributesを導入、クライアントがサーバーにクエリ属性を加えられるようになり、アプリケーションがクエリメタデータ単位で設定できるようになった。

 GIS(Geographic Information System)では、ST_FrechetDistanceとST_HausdorffDistanceが加わった。レプリケーションでは、GTID無効のマスターからGTIDが有効のスレーブに直接レプリケーションができるようになった。また、レプリカがアクティブに変更ストリームを処理しつつ、任意のクライアントステートメントを実行できるようにするため、MTSレプリケーションデッドロックを検出するインフラでMDLおよび/またはACLロックをサポートした。このほか、グループレプリケーションも強化した。

 これらに加え、InnoDB、X Protocolなどでも強化が加わっている。

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