VSCodeの代替目指すIDEフレームワーク「Eclipse Theia 1.9」が公開

 TypeScriptで実装したクラウド統合開発環境(IDE)「Eclipse Theia」開発チームは12月16日、最新版となる「Eclipse Theia 1.9.0」を公開した。

 Eclipse TheiaはTypeScriptで実装したクラウド(Webブラウザ)及びデスクトップの統合開発環境(IDE)。多言語対応、拡張性などを特徴とし、「Visual Studio Code」の代替を目指す。プロジェクトはEclipse Foundationがホスティングしている。Eclipse Theia 1.9.0は11月に公開されたEclipse Theia 1.8に続く最新版。

 コマンドラインインターフェイスではdownload-plucingスクリプトのエラーレポートが新しくなり、サポートされていないファイルの種類でのエラーをレポートするようになった。コアでは、エディタが他のプロセスがファイルを削除または名称変更した時に閉じるオプションとなるClose On File Deleteが加わった。ファイルシステムでは、同じ名称を持つファイルやフォルダのペーストで生じる不具合の修正などが加わった。プラグインでも、MarketlaceやVSIXから拡張をインストールするVSCodeのworkbench.extensions.installExtensionコマンドのサポートが加わるなどの強化が図られている。

 Eclipse Theia 1.9はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Eclipse Theia
https://theia-ide.org