「Deno 1.5.4」が公開
JavaScriptランライム環境「Deno」の開発チームは11月23日、最新安定版となる「Deno 1.5.4」公開を発表した。
DenoはV8土台のJavaScript/TypeScriptランタイム環境。Node.js開発者のRyan Dahl氏が中心のプロジェクトで、明示的な指示がない限りファイル、ネットワーク、環境にアクセスしないなどの安全性を特徴とする。単一の実行ファイルのみで、依存性インスペクタやコードフォーマッタなどのツールを組み込む。Deno 1.5.4は10月末に公開したDeno 1.5の最新のポイントリリース。
コンパイルするがテストを走らせないdeno test –no-runが加わった。bundleとfmtの両サブコマンドをサポートするフラグ–watchが加わった。run –watchコマンドをリファクタし、ファイルウォッチャーがファイルの追加や削除を検出時にモジュール解決を行うという。
このほか、deno run –v8-flags=–helpの修正など、バグ修正も加わった。Rust向けV8 JavaScriptバインディングrusty_v8はバージョン0.13.0に、v8は8.8.278.2にアップグレードされた。
Deno
https://deno.land/