Python生みの親、Guido van Rossum氏が米Microsoft勤務に

 Python創始者で知られるGuido van Rossum氏が、米Microsoftに加わるとツイートで発表した。

 van Rossum氏はオランダのプログラマで、オランダ国立数学情報科学研究所で勤務中にPython言語を作成した(1990年)。Pythonの由来は英国のコメディ「Monty Python’s Flying Circus(モンティ・パイソン)」。1995年より米国在住で、Google(米Alphabet傘下)などに勤務した。直近では2013年に入社した米Dropboxを2019年11月に退職すると報告、当時これからは引退生活を送るとしていた。なお、2018年10月にPythonの意思決定から引退しているが、現在でもPythonに深く関わっている。

 11月12日付のvan Rossum氏のツイートでは、「引退生活は退屈なので、Microsoftの開発者部門に加わることにした。何をするかって?伝える選択肢がたくさんありすぎる!だが、もちろんPythonをもっと活用する(し、Windows上だけにとどまらない)。Microsoftにはオープンソース技術がたくさんある。注目してほしい」と報告している。

 Microsoftは「Visual Studio Code」のPython向けアドオン「Pylance」、自動テストツール「Playwright for Python」などがある。

 van Rossum氏のツイートに対し、GNOME、Monoなどを開発し、自身が創業したXamarinがMicrosoftに買収されたことでMicrosoft勤務となっているMiguel de Icaza氏は「チームにようこそ! Pythonの将来にワクワクしている」と返信している。

 PythonはTIOBEの人気プログラミング言語でJavaをおさえて2位になるなど、人気が高まっている。

米Microsoft
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