FreeBSDベースのファイアウォール「OPNsense 20.7」が公開

 オープンソースのファイアウォール「OPNsense」を開発するプロジェクトは7月30日、最新のメジャーリリースとなる「OPNsense 20.7」(”Legendary Lion”)を公開した。DHCPv6 multi-WANのサポートなどが加わっている。

 OPNsenseはFreeBSDベースのファイアウォールおよびルーティングプラットフォーム。pfSenseとm0n0wallのフォークとして、オランダDecisoが2014年にスタートしたオープンソースプロジェクト。商用ファイアウォールが持つ機能をほぼ網羅し、使い勝手にフォーカスしている。

 プロジェクトは年2回メジャーリリースを公開するリリースサイクルをもち、OPNsense 20.7は1月に公開された「OPNsense 20.1」に続くリリースとなる。

 DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)v6 multi-WANのサポートが加わった。侵入検知システムSuricataがバージョン5となり、HardenedBSDはバージョン12.1になった。

 Webプロキシでカスタムエラーページをサポートした。プラグイン経由でのインターフェイスのための基本的なファイアウォールAPIのサポートも加わった。

 このほかにも細かな強化が加わっている。

OPNsense
https://opnsense.org/