テキストエディタ「GNU nano 3.0」、12年ぶりのメジャーリリース
GNU nano開発チームは9月9日、テキストエディタ「GNU nano 3.0 “Water Flowing Underground”」をリリースした。
GNU nanoはワシントン大学の電子メールスイート「Pine」の一部であるテキストエディタ「Pico」を置き換えるものとして開発がスタートしたオープンソースプロジェクト。できるだけ近くPicoをエミュレートし、追加の機能を加えることを目標としている。2001年にGNU傘下のプログラムとなった。
2006年に公開されたバージョン2.0以来のメジャーリリースとなる。性能を改善した。ファイルの読み込みが最大70%高速になり、ASCIIテキストの処理が前バージョン比2倍高速になった。
ショートカットが変更となり、<Ctrl+Delete>で次のテキストを消去し、<Ctrl+Shift+Delete>ではその前のテキストを消去するようになった。認識するエスケープシーケンスが増えた
追加のスペルチェックができないようになり、formatterコマンドが削除された。searchagainも削除されるなどキーバインディングやトグルでいくつかの変更が加わっている。
GNU nano
https://www.nano-editor.org/