Timeshiftを正式導入した「Linux Mint 19(Tara)」が公開

 Linux Mint開発チームは6月29日、UbuntuベースのLinuxディストリビューション最新版「Linux Mint 19(Tara)」を公開した。2023年までサポートされる長期サポート版となる。

 Linux MintはDebian/UbuntuベースのLinuxディストリビューション。モダンで簡単に使えるOSを目指しており、人気のディストリビューションの1つ。

 Linux Mint 19はUbuntu 18.04 LTSをベースとし、2016年に登場したLinux Mint 18(Sarah)に続くメジャーリリースとなる。

 各デスクトップ環境共通の特徴として、バージョン18.3で導入したシステム復旧のためのユーティリティツール「Timeshift」が大きく強化された。スナップショット機能を提供し、これを利用してシステムを以前の状態に簡単に戻すことができるという。リグレッションの場合はスナップショットを復旧し、選択的にアップデートを適用するなどのことが可能になる。

 Update ManagerもTimeshiftと連動するようになり、セキュリティやカーネル関連のアップデートを上位に、アップデートを種類別に表示する。これまで高度ユーザー向けに提供していた自動アップデートも、設定画面で有効化できるようになった。mintupdate-toolコマンドに代わって、dconfを使用しないmintupdate-cliを導入した。カーネルアップデートは手動ではなく、meta-paclagesを利用するようになった。「apt autoremove」コマンドで古いカーネルを容易に削除できるという。

 インストール後に表示されるウェルカム画面が新しくなり、Software Managerも一新した。Software Managerでは、Flatpakのサポートをはじめ、ユーザーインターフェイスの改善、検索の高速化、内部キャッシュ導入によるパフォーマンスの改善などが図られている。

 デスクトップ環境別の強化としては、Cinnamonがバージョン3.8となり、アプリケーションの起動と新しいウィンドウのレンダリングが高速になった。サウンドレベルの調整、ファイル検索、通知、ルック&フィールでも改善が加わっている。MATEはバージョン1.20となり、HiDPI画面のサポート、XAppsの改善などが特徴となる。

Linux Mint
https://www.linuxmint.com/