「Vim 8.1」リリース、Vimのウィンドウ上でターミナルを利用可能に

 Vim開発チームは5月18日、最新の安定版となる「Vim 8.1」を公開した。Vimウィンドウ内でターミナルを動かすターミナルウィンドウが導入されている。

 Vimは主要OSに対応するクロスプラットフォーム対応のテキストエディタ。「改良されたvi」との意味である「Vi IMproved」からvimと名付けられている。viとの互換性があり、コマンドラインから利用できるほか、WindowsやX Window SystemなどのGUIが利用できるプラットフォームでは専用のウィンドウ上で動くGUIアプリケーションとしても利用できる。

 Vim 8.1は2016年9月に公開されたメジャーリリース8.0に続くマイナーリリースとなる。

 最大の特徴は、Vimウィンドウ内でターミナルを動かせるようになったこと。ほかのVimウィンドウでの編集を続けながら、makeコマンドを動かす、あるいはシェルを走らせてコマンドを実行する、などのことが可能になる。

 Vim内で新しいターミナルデバッガを動かしたり、テストで利用してスクリーンショットを作成して比較するなどのことにも利用できるとしている。

 このほかにもバグの修正などが加わっている。

Vim
https://www.vim.org/