GitHubがオープンソースプロジェクトのトレンド調査結果を発表、クロスプラットフォーム開発やスキル開発、機械学習が人気

 米GitHubは2月8日、オープンソースプロジェクトのトレンドを発表した。開発者の関心は相変わらずクロスプラットフォーム開発、コードエディタなどにあるが、機械学習の重要性も増しているという。

 GitHubは2017年、約200の国から2400万人が2500万以上のリポジトリに参加したとしている。今回オープンソースプロジェクトのトレンドを分析するにあたって、2016年に最低でも2000人以上の貢献があったプロジェクトの上位100と2017年に最も大きな増加を示したプロジェクトを選んだ。また、プロジェクトのリポジトリへの訪問の数から2017年の上位100を、そして新たに評価(星)がついたプロジェクトの上位100をピックアップした。これらのリストを組み合わせてプロジェクトをコミュニティに分類して、リストの上位を占めるコミュニティを見た。

 その結果、全体のトレンドとしてはクロスプラットフォーム開発やデザイン、機械学習、スキル開発など分野でのプロジェクトの活動が活発だったようだ。

 クロスプラットフォーム開発では、2016年から貢献者の数が2.2倍増えたというAngularのangular-cliをはじめ、Angular、FacebookのReact、Electronなどが多かったとしている。

 機械学習では、TensorFlowの訪問者数が前年比2.2倍となり、TensorFlowのmodelsでは5.5倍増となるなど、Googleが開始した機械学習フレームワークTensorFlowの人気の高さを裏付けたようだ。このほか、Keras、MoillaのDeepSpeechなども挙がっている。

 コーディングスキルの開発に関する分野でも、多数のプロジェクトに関心が向けられたようだ。JavaScript、Pythonでそれぞれコードのサンプルを提供するChalarangelo/30-seconds-of-codeとnorvig/pytudes、コード作成とプロジェクトの組織化のためのベストプラクティスを提供するi0natan/nodebestpractices、alibaba/p3c、thedaviddias/Front-End-Checklistなどが人気だったようだ。

米GitHub
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