「jQuery 3.3」リリース

 jQuery Foundationは1月19日、JavaScriptライブラリ「jQuery 3.3」を公開した。エレメントに紐付けられているクラスの操作を行うメソッドが配列を引数として受け付けるようになるといった変更が加わっている。

 jQueryはさまざまなWebブラウザに対応するJavaScriptライブラリ。HTML要素の操作やイベント処理などを容易に実装できる。jQuery 3.3は2016年に公開された3系の最新版で、2017年3月に公開されたバージョン3.2に続くリリースとなる。

 .addClass()および.removeClass()、.toggleClass()の各メソッドで引数としてクラス名を含んだ配列を指定できるようになった。開発チームによると、新しい機能を追加するよりも不要なものを削除することにフォーカスしているが、この3種類のメソッドの追加リクエストが上がった時にすぐに導入を決めたという。3系との互換性問題もないとしており、2系のユーザーに対し3系へのアップグレードを呼びかけている。

 また、すべてのjQueryテストをコマンドライン上で走らせることができるようになった。これらに加えて、.now()や.isWindow()など、いくつかの関数が廃止予定となることが宣言されている。

 開発チームは翌日となる1月20日、コードはそのままにリリースタグにおける依存性を修正したjQuery 3.3.1を公開している。npmまたはGitHubからインストールする場合はバージョン3.3.1を選択するようにと忠告している。

jQuery
https://jquery.com/