Javaベースの全文検索エンジン「Lucene 7.1」リリース

 Apache Software FoundationのLucene PMC(プロジェクト管理委員会)は10月17日、Javaベースの全文検索エンジン「Apache Lucene 7.1.0」および検索プラットフォーム「Apache Solr 7.1.0」公開を発表した。

 Apache LuceneはJavaで実装された全文検索エンジンライブラリ。バージョン7.1は9月に公開されたバージョン7系の最新のポイントリリース。

 デフォルトのタクソノミーのキャッシュを高速化し、IndexOrDocValuesQueryのヒューリスティックスも改善した。また、ポイントベースの領域を示すLatLonBoundingBox、FloatPointNearestNeighborなどを実装した。Geo3Dも強化され、LongValueFacetCountsを利用した各数値向けのコンピューティングファセットカウントも可能になった。

 Solrでは、自動拡張関連の機能が強化された。バージョン7.0で導入した自動拡張フレームワークを使って、ノードが追加されたり既存のノードが削除されると複製を自動で動かすことができるようになった。set-trigger、remove-triggerなど、新しいAPIも加わっている。

 JSON Request APIを拡張して全クエリパーサーと入れ子になったパラメーターをサポートするJSONベースのQuery DSLを導入した。JSON Facet APIも強化した。これらに加え、セキュリティ修正を始めバグも修正した。

 Apache Lucene、SolrはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Apache Lucene
https://lucene.apache.org/core/

Apache Solr
http://lucene.apache.org/solr/