コンポジット指向プログラミングプラットフォーム「Apache Polygene Java Edition 3.0」リリース

 The Apache Software Foundation(ASF)は8月1日(米国時間)、コンポジット指向プラグラミングのためのフレームワーク「Apache Polygene Java Edition 3.0」を公開した。

 コンポジット指向プログラミングは、クラスよりも小さい単位である「fragments」と、fragmentsを組み合わせて構成した「composites」を使用してプログラミングを行う手法。オブジェクト指向プログラミングよりも細かい単位で機能を分割することで、より適切な問題の分離や再利用性の向上が期待できる。また、クラス間を横断するような機能を分離して実装するアスペクト指向プログラミングにも適している。

 Aache Polygeneはコンポジット指向プログラミングのためのフレームワーク「Qi4j」をベースとしたもので、以前は「Apache Zest」という名称だった。2017年1月に名称がPolygeneに変更され、今回Apache Polygeneとしては初のリリースであるとともに、初のJava 8ベースのメジャーリリースとなる。これに伴いorg.qi4j.core.functionalとorg.qi4j.core.ioに代わってJava Functional APIとJava Streaming APIを導入、一部後方互換性が損なわれている。

 新機能としては、Restfulライブラリやjavax.json拡張の導入、Apache CassandoraやApache Geodeを利用したEntityStoreなどがある。このほかエラーレポート、アプリケーションアセンブリのレイヤー化なども強化点となる。

 Apache Polygene Java Edition 3.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Apache Polygene
https://polygene.apache.org/