「BitKeeper 7.2」、Apache License 2.0でソースコードを公開

 分散型ソースコード管理システム「BitKeeper」のソースコードが公開された。ライセンスはApache License 2.0で、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 BitKeeperはLinuxカーネル開発に使われたこともあるソースコード管理システム(SCM)。米BitMoverが開発し、1998年にプロプライエタリなソフトウェアとしてリリースされた。コマンドラインインターフェイスを持ち、BK/Nestedとするレポジトリコレクション構造により大規模なプロジェクトでも利用できる拡張性、高速性、性能などを特徴とする。

 今回公開されたのは最新安定版となるバージョン7.2のコードとLinux、Windows、Mac OS X、BSD向けのバイナリ。BitMoverはフリー/オープンソースソフトウェア開発者に対しBitKeeperを無料で提供しており、以前はLinuxカーネルの開発にも使われていた。しかしBitKeeperの利用者がその内部にアクセスできないという問題があり、Linuxカーネルの開発を主導するLinus Torvalds氏はその後独自のバージョン管理システム「Git」を開発している。

BitKeeper
https://www.bitkeeper.org/