RDF形式のデータを処理できるセマンティックWeb向けJavaフレームワーク「Apache Jena 2.12」リリース

 セマンティックWebアプリケーション構築ツール「Apache Jena」の開発チームは8月7日、最新版となる「Apache Jena 2.12.0」および「Apache Jena Fuseki 1.1.0」をリリースした。RDF(Resource Description Framework)形式のデータの読み書きや処理を行うAPIやクエリエンジン、RDFデータを公開するためのサーバー機能などを提供する。

 Apache Jenaは、RDF(Resource Description Framework)形式のデータを処理するアプリケーションを構築するためのJavaライブラリ。RDF用のクエリ言語SPARQLのサポートも提供される。ライセンスはApache License 2。

 RDFを操作するためのAPIやSPARQLエンジン、RDF用データベースであるTDB、各種コマンドラインツール、SPQRQLサーバーなどで構成される。RDFデータに対する推論ルールを設定することも可能。

 バージョン2.12は2013年9月に公開された2.11に続くリリースで、2.12よりJava 7が必須となった。クエリ結果の表示、RDFアウトプットのインターフェイスであるStreamRDFなどの機能が強化され、RDF I/O Technology(RIOT)ではJSON-LD実装であるjsonld-javaのバージョンが0.5にアップデートされた。バグも複数修正されている。

 Apache JenaおよびJena FusekiはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Apache Jena
https://jena.apache.org/