データ同期・レプリケーションツール「SymmetricDS 3.6」リリース
オープンソースのデータ同期・レプリケーションツール「SymmetricDS」開発チームは6月16日、最新版「SymmetricDS 3.6.0」をリリースした。さまざまなプラットフォーム、さまざまなデータベースに対応するのが特徴。
SymmetricDSはJavaで実装されたマルチマスター型データベースレプリケーションソフトウェア。異機種混在環境でのデータ同期や伝送が可能で、単方向/双方向の非同期データレプリケーションをサポートする。WindowsやMac OS X、Linux、Solaris、Androidなどさまざまなアーキテクチャで動作し、MySQL、MariaDB、PostgreSQL、SQLite、Apache Derby、Oracle、SQL Server/SQL Server Azure、IBM DB2、Informix、Firebirdなど多数のデータベースをサポートする。ライセンスはGPLv3。
SymmetricDS 3.6.0は2013年7月に公開されたバージョン3.5に続くアップデートとなる。新機能としてコントロールファイルでの同期機能が加わり、空間データのレプリケーションに対応した。また、ファイル同期で複数のチャネルをサポートしたほか、delete_after_sync機能が加わった。MySQL向けのバルクローダー作成、MongoDBデータローダーの作成も可能となった。同一バージョン間でのダウングレードが可能となり、trigger/tableが利用するチャネルを動的に選択できるようになった。
このほかにも、JDBCドライバ、SQL最適化など多数の強化が加わり、性能も強化した。利用にはJava SE 5、6、7(推奨はバージョン7)が必要。
SymmetricDS
http://www.symmetricds.org/