Web UIを持つ全文検索エンジン「OpenSearchServer 1.5」がリリース

 オープンソースの検索エンジンを開発する仏OpenSearchServerは11月27日、「OpenSearchServer 1.5」をリリースした。WindowsとLinux、UNIX、BSDに対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 OpenSearchServerは大規模環境での利用をサポートする高性能な検索エンジン。メディア企業仏Infopro Communicationsが自社用の検索機能として開始した。現在開発者らは独立した企業として、開発とサポートを提供している。

 Webユーザーインターフェイス、クローラー、Rest/Restful APIなどの機能を持ち、開発者は自分のアプリケーションに全文検索機能を統合できる。検索機能としては高機能な全文検索、スペル修正、自動入力補完、位置情報、フィルタなどがある。17の言語に対応し、自動で言語を認識するが、現時点では日本語は含まれていない。

 インターネットおよびイントラネット上のファイルをクロールできるWebクローラー、ローカルファイルおよびNFS、SMB/CIFS、FTP、FTPS経由でリモートファイルをクロールできるファイルシステム用クローラー、MySQL、PostgreSQL、Oracle、Microsoft SQL ServerなどのJDBC接続可能なデータベース向けのデータベースクローラーといった複数のクローラーが用意され、それぞれカスタマイズも可能。XMLやHTML/XHTML、Adobe PDF、Microsoft Office、OpenOffice、RTFといったさまざまなドキュメントファイルやMP3/MP4、OGGなどのオーディオファイルに対応したパーサーも提供される。

 OpenSearchServer 1.5では音声検索、ブーリアン検索などの機能が加わったほか、フィールドスキーマも実装された。Webクローラーの改善や、Sitemapインポートへの対応も行われている。ライセンスはGPLv3。

仏OpenSearchServer
http://www.open-search-server.com/