Subversion 1.8をサポートしたマージツール「Meld 1.7.4」がリリース
diffビューア/マージツールのMeldの開発者は7月28日、最新安定版「Meld 1.7.4」をリリースした。「Subversion 1.8」のサポートなどが特徴となる。
Meldはファイルやディレクトリの比較ができるGUIツール。2方向および3方向での差分表示が可能で、Git、Bazaar、Mercurial、Subversionなど主要なバージョン管理システムをサポートする。視覚的に分かりやすいUIを特徴とし、自動マージ、リアルタイムでの比較情報アップデートなどの機能を備える。多くのLinuxディストリビューションで公式パッケージとして提供されているほか、WindowsやMac OS Xでも動作する。
Meld 1.7.4では、コミットダイアログがコミットメッセージを自動で内包するようになったほか、フォルダ比較でもリアルタイム検索を利用できるようになった。また、6月に公開されたSubversion 1.8に対応、Bazaarサポートを強化し変更のプッシュ、細かな設定も改善した。一方、ArchやCodeville、RCSのサポートは落とされている。
このほかにも、コマンドラインから新しいタブを開いた場合に新しいタブをフロントに表示するなど、細かな機能修正やバグフィックスが行われている。
利用には、Python 2.6、GTK+/pygtk 2.14、GLib/pygobject 2.16などが必要。ライセンスはGPL v2。