動的言語向けの仮想マシン「Parrot 5.0.0」リリース
1月23日、動的言語に向けたバイトコードの実行・コンパイル環境「Parrot 5.0.0」がリリースされた。Perl 6やPythonといったさまざまな動的言語を動作させるために開発されており、Rakudo Star(Perl 6)などで採用されている。
Parrotは当初次期版PerlであるPerl 6向けの実行環境として開発がスタートしたが、現在ではコンピュータが実行する処理を抽象化して実装した仮想マシンとして開発が進められている。現在ParrotはRakudo Star(Perl 6)やLua、winxedといった言語で利用できるという。
Parrot 5.0.0では、細かい機能のブラッシュアップや利便性の向上、バグ修正などが行われている。また、スレッドサポートが有効となっている初めての安定版リリースになるという。
ParrotはParrotのWebサイトなどからダウンロードできるほか、Debian GNU/LinuxやGentoo、FreeBSD、Windows、MacOS X(MacPorts)など各種環境向けのバイナリパッケージもいくつか公開されている。ライセンスはArtistic License 2.0。
Parrot
http://www.parrot.org/