JavaScriptでJavaやPHPのようなオブジェクト指向プログラミングを可能にするライブラリ「dejavu」

 ポルトガルのオープンソースプロジェクトインキュベーター、Indigo UnitedがJavaScriptでPHPやJavaのようなオブジェクト指向プログラミングを可能にするためのライブラリ「dejavu」を公開している。PHPやJavaでのオブジェクト指向プログラミングに慣れ親しんだ開発者がJavaScriptに移るのを支援するという。

 JavaScriptのプロトタイプ型継承はパワフルで柔軟性があるが、オブジェクト指向プログラミングを利用する開発者にとって移行は簡単ではないという問題に着目、dejavuはこれを解決するためのJavaScriptライブラリとなる。

 dejavuを利用することで、JavaScriptでクラス機構やインターフェイス機構、Mixin、静的メンバ、PrivateとProtectedメンバ、定数、コンテキストバインド、メソッド署名検証などが利用可能となる。require.jsなどのモジュールローダから利用できるAMD形式モジュールおよび一般的なJavaScript形式の2種類が提供され、またエラーチェックなどを厳密に行うstrictモードと、エラーチェックを簡略化することで処理速度を向上させたlooseモードの2つが用意されている。コードを解析してより性能を改善させるオプティマイザも付属する。

 対応WebブラウザはIinternet Explorer(バージョン6以上)、Google Chrome(バージョン4以上)、Safari(バージョン3以上)、Firefox(バージョン3.6以上)、Opera(バージョン9以上)。Node.jsやRhinoでも動作する。

 dejavuはGitHubのプロジェクトページより入手できる。ライセンスはMIT Licence。

dejavu
https://github.com/IndigoUnited/dejavu

ポルトガルIndigo United
http://indigounited.com/