独EclipseSource、モバイル向けJavaアプリケーション開発ツール「RAP Mobile 0.5.5」を公開
独EclipseSourceは3月30日、モバイルアプリ開発ツールキットの最新版「RAP Mobile 0.5.5」を公開した。JavaでiOSおよびAndroidに向けたモバイルアプリケーションを開発できるツールキットとなる。
RAP Mobileは、EclipseのRich Ajax Platform(RAP)をベースとするプロジェクト。安全性、マルチプラットフォーム、ネイティブパフォーマンスなどを特徴とする。プロジェクトは2月に開始されたばかりで、現在開発者プレビュー版として公開されている。
RAP MobileはJEEサーブレットコンテナで動くRAPサーバー、iOSおよびAndroid向けの専用クライアント、APIなどで構成されている。JSONベースのメッセージフォーマットを利用し、ネイティブのiOSとAndroidウィジェットをレンダリングできる。SWT、JFace、OSGiなどの技術スタックを利用し、Java IDEを使ってJavaで書いたアプリケーションをクロスコンパイルなしに動かすことができるという。
RAP Mobile 0.5.5では、AndroidおよびiOSの両方でそれぞれ強化が加わっている。たとえば、AndroidではUIコールバックのサポートや、RAPクライアントの自動UIアップデートなどがサポートされている。ラベルとボタンでSWTのスタイルを利用できるようにもなっている。バグも修正され、ローテーション時の表示、アニメーションウィジェットの安定性、メモリ管理などが改善しているという。
RAP Mobileの開発者プレビューは、同社のWebサイトよりリクエストできる。
独EclipseSource
http://eclipsesource.com/
RAP Mobile
http://rapmobile.eclipsesource.com/