Mozilla、クラッシュを引き起こすとしてFirefoxユーザーにMcAfeeアドオンの無効化を呼びかけ

 Mozillaは10月3日、McAfee(米Intel傘下)が提供するブラウザアドオン「McAfee ScriptScan」を互換性の問題からブロック対象とした。ユーザーに対しては、同アドオンの無効化を呼びかけている。

 McAfee ScriptScanは、McAfeeのウイルス対策を含むセキュリティ製品「VirusScan」の一部で、悪意あるコードを含むWebサイトを遮断するセキュリティアドオン。Mozillaは、同アドオンがFirefoxクラッシュの大量発生を引き起こしているとして、ユーザーに同アドオンの無効化を呼びかけた。対象となるのは、ScriptScanのバージョン14.4.0(「McAfee ScriptScan for Firefox 14.4.0」)以前で、FirefoxとSeaMonkeyの全バージョンが影響するという。

 同時に、アドオンブロックの対象アドオンとして、ScriptScanをFirefox側でもブロックする。これは、Mozillaがアドオンプログラムの一部として展開するもので、Firefoxのセキュリティ、安定性、性能において深刻な問題が認められたアドオンやプラグイン、サードパーティ製ソフトウェアを遮断することでユーザーを保護する。McAfeeのものとしては3月にも「SiteAdvisor」がリストされている。

Mozilla
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