ICCプロファイルをサポートしたGhostscript 9.0リリース
米Artifex Softwareは9月17日、PostScriptインタープリタ「Ghostscript 9.0」および「GhostPDL 9.0」をリリースした。初めてICC(International Color Consortium)プロファイルをサポート、サードパーティのカラーマネージメントモジュール(CMM)の統合も容易になった。
GhostscriptはフリーのPostScriptインタープリタ。Linuxプリントシステムでも採用されているほか、さまざまなPDFリーダー/ジェネレータなどで内部的に利用されている。ライセンスはGPL。
Ghostscript 9.0では新たにICCベースのカラーレンダリングワークフローをサポート、サードパーティのカラーマネージメントモジュール(CMM)をプラグインして利用できる。PostScript/PDFで用いられる色空間「DeviceN」の管理も可能となったほか、ICCプロファイルおよび非ICCのカラーマネージメントシステムを用いたソースカラー検出にも対応する。画像のレンダリングやシェーディングなどの性能も改善されたという。
また、Type 3以外の全てのフォントタイプのレンダリングに「FreeType」を利用するようになった。FreeType利用の理由については、TrueTypeバイトコードインタープリター実装としての完成度を挙げている。
最新版は、GhostscriptのプロジェクトページやSourceForgeのプロジェクトページより入手できる。
米Artifex Software
http://www.artifex.com/
Ghostscriptプロジェクトページ
http://ghostscript.com/
Ghostscriptのダウンロード
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_ghostscript/releases/