米Adobe、SourceForge上にオープンソースプロジェクトポータルを開設

 米Adobe Systemsは7月14日、同社のオープンソースプロジェクトポータル「Open@Adobe」をオープンソースソフトウェア開発支援・ホスティングサービス「SourceForge.net」上に移管することを発表した。

 Adobeはオープン性における取り組みとして、Open@Adobeの下で、「Adobe Flex」フレームワークなどのソースコードホスティング、標準化団体への貢献、仕様公開などを行っており、これをすべてSourceForgeに移管する。

 Adobeでは移管の理由について、現在のレポジトリではプロジェクトが複数の方向性に同時に進化するのに必要な要素を満たしていないため、と説明している。移管先としてSourceForgeを選択した理由については、SourceForgeは26万以上のプロジェクトをホスティングしており多くの人にリーチを拡大できること、自社環境との結びつきにあたってのコントロールと柔軟性などを挙げている。これにより、メンテナンスなどの管理作業も軽減できることになる。

 SourceForgeは同日、最新のForgeプラットフォームを発表しており、Adobeは新プラットフォームの最初のユーザー企業となる。

米Adobe Systems
http://www.adobe.com/

Open@Adobe
http://sourceforge.net/adobe/