MapQuest、OpenStreetMapのデータを利用したオープンソース地図サイトを立ち上げ
米AOL傘下MapQuestは7月9日、オープンソースのオンライン地図プロジェクトOpenStreetMap.orgと提携し、オープンソース版の地図サービス「MapQuest Open」(ベータ版)を立ち上げたと発表した。オープンソース地図データをベースとした初の地図サイト、としている。
OpenStreetMap.orgは誰でも自由に参加できる地図データプロジェクトで、地図版Wikipediaともいわれる。地図データはCreativeCommonsの下で公開されている。
MapQuestはOpenStreetMap.orgと共同で、オープンソース地図を利用する最初の主要地図サイトを目指す。MapQuest Openはその一部となり、OpenStreetMapの地図データを利用した英国の地図サービスを提供する。地図データのほかにも、レンダリングの「Mapnik」をはじめ、「TileCache」「Nominatim」などのオープンソース地図関連技術を含む。MapQuest.comと同じ最新のデザインを利用、地図検索、ナビゲーションなどの機能を利用できる。
MapQuestはまた、今後オープンソース地図分野に100万ドルを投資することも発表した。米国でコミュニティベースの地域情報サービスを提供するPatch.comがカバーするエリアでのOpenStreetMapデータ改善を図るという。
MapQuest(米AOL傘下)
http://www.mapquest.com/
OpenStreetMaps.org
http://www.openstreetmap.org/
MapQuest Open
http://open.mapquest.co.uk/