Mozilla Labs、「Weave Sync」のAPIなど開発リソースを公開

 Mozilla Labsは2月5日、「Firefox」の同期アドオン「Weave Sync」向けAPIや各種ドキュメント、ライブラリといった開発者向けリソースを公開した。Weave Sync上にサービスを構築する際に利用できるもので、Weave Syncの受け入れを促進し、プラットフォームとして推進する狙いだ。

 Weave Syncは1月に正式版が公開されたFirefoxアドオン。Firefox、モバイル向けの「Firefox Mobile」を拡張し、ブックマーク、パスワード、履歴、ブラウザの設定などを複数の端末間で同期できる。プライバシー保護とセキュリティを特徴とし、データは全て暗号化される。

 Weave開発チームは今回、開発者リソースとして、Weave User API、各種ドキュメント、PythonおよびJavaScript向けのクライアントライブラリを公開した。今回提供されたUser APIを利用することで、さまざまなデバイス/環境から保存されたデータにアクセスできるようになる。将来的にはサードパーティのアプリケーションやWebサイトが特定のユーザーデータにアクセスするためのAPIも公開される予定。これにより、ブックマークや履歴に基づいたレコメンデーションを提供できるという。

 開発リソースと同時に、JavaScriptで実装されたWeaveデータビューア「Web-based Weave Client」、iPhone向けのWeaveデータビューア「iPhone Weave Client」などのアーリープロトタイプやサンプルコードも公開されている。

Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/weave/