Zoho、オープンソースプロジェクトに「Zoho Discussions」を無料提供

 Zohoは1月20日(米国時間)、フォーラムソフトウェア「Zoho Discussions」をオープンソースコミュニティに無償で提供することを発表した。すでに「jQuery」開発チームが同サービスを利用してディスカッションフォーラムを構築しているという。

 Zoho Discussionsはトピックごとのスレッドを作成できるオンラインフォーラムソフトウェア。チャット機能やユーザーのプロフィールページ作成機能など、ソーシャル機能も備えており、ユーザーサポートやフォーラムサービスに利用できる。無料版と有料版があるが、Zohoが今回、オープンソースプロジェクトに無償提供するのは有料版となる。

 無料版とは異なり、カスタマイズ機能、マルチプラットフォームサポート、大容量添付ファイルのサポートなどを利用できる。フォーラムスタイルのディスカッション、Q&Aとシームレスに統合でき、アクセス権限の細かな設定も可能という。

 オープンソースプロジェクトは専用サイト「Online Forums for Open Source Projects」からインビテーションを申し込むことができる。Zohoによると、すでにjQuery開発チームが「Google Groups」からZoho Discussionsに乗り換えて、同サービスを利用しているという。

 Zohoは無償提供の理由について、開発においてオープンソースコンポーネントを多用しており、オープンソースコミュニティに還元したいとしている。

Zoho
http://www.zoho.com/

Online Forums for Open Source Projects
http://www.zoho.com/discussions/open-source.html