Apache、クリーンアップリリース「Lucene Java 3.0」を公開

 Apache Software Foundation(ASF)のApache Luceneプロジェクトは11月26日、Java検索技術の最新版「Apache Lucene Java 3.0.0」をリリースした。プロジェクトのWebサイトより入手できる。最新版は、新機能のないクリーンアップリリースとなる。

 Lucene JavaはApache Luceneプロジェクトのサブプロジェクトで、Javaベースのインデックス/検索技術。最新版では、初めて「Java 5」を最小要件とした。

 新機能は特になく、不要な機能を除去したリリースとなる。バージョン2.9.1からのアップグレードユーザーは、「deprecated」と警告のあるコードを削除する必要がある。APIクリーンナップにより、Java 5のGeneric、Vararg、Enumなどの新機能を利用できるようになった。バージョン2.9.0で「deprecated」と分類されていた圧縮フィールドのサポートを削除、インデックスの読み込みは可能だが、圧縮されたフィールドが解凍されるため容量が大きくなると注意している。

 開発チームは、deprecation削除に関連して後方互換性がない箇所がある点も警告している。後方互換性情報に関する情報は、プロジェクトのWebサイトで閲覧できる。

Apache Luceneプロジェクト
http://lucene.apache.org/

「Apache Lucene Java 3.0.0」
http://www.apache.org/dyn/closer.cgi/lucene/java/