ドキュメント指向DB、「Apache CouchDB」初のベータ版が登場

 Apahce Software Foundation(ASF)のApache CouchDB開発グループは、初のベータ版「Apache CouchDB 0.10.0」を公開した。ASFのプロジェクトページよりダウンロードできる。

 Apache CouchDBは、「Lotus Notes」のコアエンジニアが2005年に開始したプロジェクト。並列指向関数型言語「Erlang」で実装されており、ドキュメント指向の非リレーショナルデータベースをうたっている。HTTP経由でアクセスするためのRESTful JPON APIが提供されており、JavaScriptを使って「MapReduce」的なクエリやインデックス操作が行える。双方向でコンフリクトの検出/解決が可能なインクリメンタルレプリケーション機能もある。

 0.10.0は初のベータ版となる。0.9系からの変更としては、ファイルディレクトリ向けモジュール設定が加わった。このほか、ビルド、システムインテグレーション、ポータビリティで細かな強化を図ったという。なお、最新版では旧バージョンとの後方互換性が一部なくなっている。

Apache Software Foundation
http://www.apache.org/

The CouchDB Project
http://couchdb.apache.org/

「Apache CouchDB 0.10.0」ダウンロード
http://couchdb.apache.org/downloads.html