HDE、ホスティングサーバ管理ツール最新版「HDE Controller 6 ISP Edition」

 HDE(本社:東京都渋谷区)は、ホスティング事業者向けLinuxサーバ管理ソフトの最新バージョン「HDE Controller 6 ISP Edition」を2009年2月27日発売する。スパムメール対策機能において、メールサーバの安定性やセキュリティを高めて負荷を軽減させた。価格(1年間サポート付き)はパッケージ版が15万2250円、ダウンロード版は12万1800円。

 HDE Controllerは、Webやメール、DNSなどのサービス設定、サービスやログ監視などをWebブラウザ上からできるLinuxサーバ管理ソフトで、1999年から開発・販売している。このうち、ISP Editionはホスティング事業者向けに最適化したエディションで、最大300ドメインまでを管理できるバーチャルドメイン機能を備える。

 バージョン6では、受信メールサーバをqmailからPostfixに変更。RCPT TO認証が可能になり、BOUNCEメールによるシステムリソース枯渇を防ぐことができる。また、SMTP(25)ポートにおけるSMTP over TLS対応、submission(587)ポートにおけるSSL暗号化の強制などセキュリティ機能を強化した。このほか、SMTP/POP3/IMAPサーバのグリーティングバナー変更、IMAP/IMAPSの設定機能を追加した。

 対応ディストリビューションは、Red Hat Enterprise Linux 3/4/5、Turbolinux 10 Server、CentOS 4/5。オプションで、管理画面に表示されるロゴを指定のものに変更する「画面ロゴ変更」、同社の技術者がリモートから技術サポートを行う「リモートサポートサービス」を提供する。なお、他エディションのバージョン6は年内に発売予定。

HDE Controller 6 ISP Edition
http://www.hde.co.jp/controller/isp/

HDE
http://www.hde.co.jp/