米Yahoo!、カレンダーリニューアルとWeb分析ツールを発表

 米Yahoo!は10月8日(米国時間)、Web分析ツール「Yahoo! Web Analytics」(ベータ版)と「Yahoo! Calendar」のリニューアルを発表した。ともに、今年から来年にかけて提供する。

 Yahoo! Web Analyticsは、同社が今年5月に買収したIndexToolsの技術を土台としたもの。売上げ、ページビュー、トラフィック元などをリアルタイムでレポーティングし、マーケティングのパフォーマンスを評価できる。グラフ表示も可能で、ECサイトなどのWebサイト、広告主、開発者は、Webサイトのデザインを調整して顧客満足度を改善できるという。

 まず、年内に「Yahoo! Small Business」プログラムに加盟する1万3000のECサイトホスティング顧客などに提供し、2009年に対象を拡大していく予定。

 一方、Yahoo! Calendarは10年ぶりのリニューアルとなる。Webカレンダーの標準iCalendarとCalDAVをサポートし、Zimbraの技術を統合した。これにより、Apple、Microsoft、Google、America Online(AOL)、Mozillaなどの主要Webカレンダーとの共有が可能となった。

 このほか、電子メールに加え、IM、SMSによるリマインド、写真共有サービスFlickrを利用したカスタマイズ、イベントのドラッグ&ドロップなどが強化点となる。

 リニューアルのベータ版はまず米国など5カ国で公開。それ以外の地域への拡大は、2009年以降に発表予定という。

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