開催中止になったUbuntu Live 2008

 7月のUbuntu Live 2008への参加を予定していた人には残念なお知らせだが、このイベントの開催が中止された。講演者には今週早々に通知されていたが、Webサイトには今朝(5/20)になってその知らせが出たばかりだ。

 Ubuntuとしては2回目翻訳記事)となるはずだったこのイベントは、O’Reilly Open Source Convention(OSCON)と同じ会場での同時開催が予定されていた。Canonical側は中止の理由について沈黙を守っており、今回の決定はOSCONの参加予定者に「好都合」なものだとしか述べていない。昨年のUbuntu Live 2007には開発者やIT管理職、ハッカーなど750人を超える参加があったが、今年の事前登録者数は不明だ。Ubuntu Live 2008で予定されていた内容の多くは代わってOSCONで実施されることになりそうだが、どの講演が行われるかについての公式な発表はまだ出ていない。

 Canonicalの声明には、次のように記されている。「当社は、7月21~22日にオレゴン州ポートランドで予定していた本年度のUbuntu Liveカンファレンスを、OSCONイベント(同じ場所で7月21~25日に開催予定)と北米およびヨーロッパの地域イベント(詳細は後述)の追加プログラムに置き換えることを決定いたしました。当社は、この決定が積極的にオレゴン州にやって来る人々にとっても今回の参加を見送る人々にとっても好都合なものであることを信じています。なお、事前登録を済ませていた方や講演者、報道関係者の皆様には、料金の払い戻し、またはそれに相当する措置に関する詳細をO’Reilly社からご連絡しております」

Linux.com 原文