日本HP、Linuxベースの統合ログ管理アプライアンスを発売

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2008年5月19日、Linuxベースの統合ログ管理アプライアンス「HP Compliance Log Warehouse」(HP CLW)を発表した。拡張性と柔軟性に優れるのが特徴。参考価格は1ノード1785万円から。6月中旬に出荷開始。併せてコンサルティングなどのサービスも提供する。

 Itanium搭載サーバ「HP Integrity rx2660」にRed Hat Enterprise Linux、米SenSageのログ管理ソフト「SenSage Enterprise Security Analytics」をインストールして、システム構成を最適化した状態で出荷する。最小1ノードから導入可能で、稼働後のシステム規模拡大に合わせて複数台のクラスタ構成に拡張して負荷分散ができるという。

 主要14種類のログ形式に対応するログデータ取り込みプログラム「Log Adapter」をプリインストールするほか、カスタマイズで他形式ログファイルの取り込みも可能。顧客企業の独自アプリケーションにも柔軟に対応するという。きょう体はセキュアベゼル搭載ラックマウント型で、CPUはデュアルコアItanium 9040(1.60GHz)×2基。メモリ8GB。

 同時に、統合ログ管理の方針策定から要件定義までの上流コンサルティングを行う「統合ログ管理コンサルティングサービス」と、要件定義に合わせて実際にログ管理システムを構築する「統合ログ管理システム構築サービス」を提供する(価格は要見積もり)。1年間で30~40件の受注を目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本HP
http://www.hp.com/jp/

HP CLW
http://www.hp.com/jp/clw/