OpenOffice.org、最新のオフィススイート「OpenOffice 2.4.0」をリリース

 オープンソースのオフィススイートを開発するOpenOffice.orgは3月27日(米国時間)、最新版となる「OpenOffice 2.4.0」をリリースした。Windows、Linux、Solaris、Mac OS Xに対応、OpenOffice.orgのWebサイトでダウンロードできる。

 最新版では、新オフィスファイルフォーマットである「OpenDocument Format(ODF)」への対応を進めた。ファイルタイプ名はこれまでの「OpenDocument」から「ODF」となり、最新版のODFで作成されたファイルを開いた場合、最新のOpenOffice.orgにアップデートするように促すダイアログが表示されるという。

 このほかの各アプリケーション共通の新機能としては、PDF/AをサポートしたPDF出力、HTTPSを利用してのWebDAVサーバへの接続、パスワード管理の強化などがある。

 アプリケーション別にみると、データベースの「Base」で「Microsoft Access 2007」のファイル形式をサポート、MySQL/Oracle JDBC、HSQLDBの互換性を改善した。ワープロの「Writer」では、検索・置換の後方対応、隠れたコメントを印刷できる機能、ショートカットの追加などがある。「Impress」では、3次元に対応、背景の挿入も容易になったという。

 OpenOffice.orgは6カ月ごとにリリースしており、次回の9月にはメジャーバージョンアップとして3.0をリリースする予定だ。

OpenOffice.org
http://www.openoffice.org