システムエグゼ、DB開発の情報漏えい対策を支援するユーティリティソフト

 システムエグゼ(佐藤勝康社長)は2月29日、データベース(DB)開発時に個人情報漏えいを防止しながら、本番データを使用するのと同等の精度の高いテスト・検証を可能にするユーティリティソフトウェア「DB Secure Utility」のOracle対応版を発売した。

 「自動解析機能」と「疑似データ変換機能」により、本番データからテスト・検証用の擬似データを安全に自動的に作成できる。擬似データ変換機能は、自動解析機能で元データの文字列の意味を解釈して、個人情報と判断されるテーブルの氏名や住所、電話番号などの情報を類似した内容の文字列に変換する。これにより、情報漏えいリスクを回避しながら、本番データを使用したテスト・検証と同等の成果を得ることができ、「レポート発行機能」により置換処理の内容を文書化し、内部監査などに使用することが可能。

 また、擬似データは簡単な操作で自動的に生成するので、テスト用データ作成の負荷を大幅に軽減して生産性の向上を図ることができる。さらに、開発工程においてより精度の高いテストを実施できるうえ、システム稼動開始後のトラブル発生時にも、的確かつ容易に再現対応することで迅速な問題解決が行える。

 税別価格は、サーバーライセンスで480万円、年間タームライセンスのレンタル価格は200万円。対応OSはWindows 2003 Serverで、対応するデータベースはOracle9iおよび10g。また、同社は今回発売するOracle対応版に続いて、DB2およびMicrosoft SQL Server対応版も開発する予定。

システムエグゼ=http://www.system-exe.co.jp/

提供:BCN