米Google:検索能力を強化 英語版で試験公開

 米Googleは1月28日(米国時間)、インターネットの検索サービスで、検索結果の表示方法を自分で選べる新機能を発表した。従来は検索を実行すると、結果がずらずらと表示されるだけだったが、年代順に並べ替えるなど、調節できるようになった。

 例えば「world war ii」(第2次世界大戦)と入力して検索を実行すると、初めは従来通りの結果一覧が表示される。しかし、キーワード入力欄の下にある「Timeline view」ボタンをクリックすると、結果一覧が年代を重視した表示に切り替わる。年代で絞り込むことで、見たいページを見つけやすい。

 「Info view」ボタンを押すと、さらに細かく調整できる。検索結果の一覧には、そのページの内容が分かるように、通常は「文章」の一部が表示されるが、文章の代わりに「画像」に切り替えられる。そのページにある画像を見れば、内容を推定しやすくなり、効率よく検索できる。一方、そのページの中で「地名」(Locations)が書かれている部分を表示させて、地名で絞り込むことも可能だ。

 「Map view」ボタンもあり、検索結果を地図と連携させて探せるようになった。当初は英語版に試験導入、利用者の反応を探る。【南 優人/Infostand】

Googleの試験サービス
http://www.google.com/experimental/index.html