Monday Minute:先週末のニュースから 1/23公開

 先週末はNFLのチャンピオンシップの観戦に夢中だった皆さんに、その間に伝えられたニュースをお知らせしよう。IT部門はなぜdodo鳥のように滅びの道をたどるかもしれないのか、などの話題です。
  • 作家のNicholas Carrは、IT部門について悲観的な見通しを述べている。IT部門に残された時間はなくなりつつあるという。Datamationとのインタービューで、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)やクラウドコンピューティングなどのオフサイト技術に多くの企業がシフトするに従って、IT部門は時代遅れなものでしかなくなるだろうと彼は主張している。また、リモートコンピューティングが手の掛からないものになるに従って、人手による作業をこなしてくれるスタッフを優遇する必要性も減っていくだろうと指摘する。彼によれば、こうした不可避的な変化を悪い材料と見なすのではなく、「ぜひとも必要な」ITの自然な進化の一部として受け入れることがマネージャにとって必要なのだという。

  • 最近のAccentureの調査によると、CIOたちはウォールストリートに注意を向けすぎていて、企業のテクノロジを実際に使用している従業員を犠牲にしているという。調査員によれば、経費を抑えるためにIT部門が時代遅れになったレガシーシステムの管理に時間を使わざるを得なくなると、その企業のエンドユーザーは、自宅で職場よりもよいテクノロジにアクセスできると知っているのですぐに苛立ちを覚えるという。解決法はあるだろうか。「SOA(サービス指向アーキテクチャ)を使ったレガシーな統一」が従業員と株主の両方を満足させておくためのポイントだというのが、この調査の結論である。

  • 夜間と週末に企業はコンピュータの電源を落とすべきかどうかという読者の疑問に応じて、先週末Slashdotで活発な議論が始まった。この匿名の読者の大学では、約8,000台のデスクトップコンピュータがノンストップで稼動しているとのことで、シャットダウンする理由としてセキュリティと電力消費の問題を挙げている。他の読者たちはこれに賛成していない(SlashdotとITMJ.comの親会社はともにSourceforgeである)。

ITManagersJournal.com 原文