ワイズノット、民事再生手続開始 複数企業と再生協議

 ワイズノット(本社:東京都渋谷区)は2007年12月14日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表した。事業を継続しながら、事業再生を目指しており、新スポンサーとして複数の企業と調整中としている。

 同社によると、2005年に開始した人材派遣事業にかかる人材獲得のための採用コストや、オープンソース市場での競争激化に対応するための設備投資などの増加を、収益で吸収しきれなくなったためという。財務状況は非公開で、12月19日に開催する債権者説明会で詳細を説明するという。

 なお、同社の子会社でオープンソース・ソリューション事業を行うワイズノットソリューションテクノロジーズは民事再生手続とは関係なく、事業を継続。また、他のグループ企業にも影響はないとしている。

 ワイズノットは2000年12月設立。オープンソースソリューション事業、インターネットを利用したアウトソーシング事業を展開している。従業員約140人。グループ企業全体では約300人(10日1日現在)。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ワイズノット
http://www.wiseknot.co.jp/