OSJとKDL、低価格なWebサイト脆弱性診断サービス

 オープンソース・ジャパン(OSJ、本社:東京都千代田区)と神戸デジタル・ラボ(KDL、本社:神戸市)は2007年12月11日、Webサイトのセキュリティ対応状況を調査・報告する「Webサイトセキュリティ診断サービス」の提供を開始した。価格は1サイト35万円から。

 KDLのWebセキュリティ診断技術を用いることでWebサイトの診断を自動化。調査から報告書作成までをパッケージ化して低価格で提供する。従来のセキュリティ診断サービスは高価なコンサルティングサービスが多かったという。

 一般的にクラッカーの入口となる「お問い合わせ」フォームを対象に、一般ユーザーと同様に外部からアクセスし、擬似的に攻撃(ブラックボックス・テスト)を行う。期間は診断事前チェックリスト提出から約2週間。

 基本チェックのほか、年4回の定期診断パッケージや、検索ページやメールマガジン登録ページ、ECサイト向けオプションを有料提供する。また、ソースコード解析やPHP5移行といったサービスも合わせて提供する。

 なお、OSJは、同社が事務局を務めるNPO法人OSCARアライアンスを2008年2月に解散することを明らかにした。オープンソースビジネスの普及活動を展開していたが、「当初の目的を達成した」(同社)ためという。これまでダウンロード公開していた業務アプリケーションは、OSJに移管して継続提供する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

オープンソース・ジャパン
http://www.opensource.co.jp/

神戸デジタル・ラボ
http://www.kdl.co.jp/