レッドハット、仮想化機能を強化した「Red Hat Enterprise Linux 5.1」

 レッドハット(本社:東京都渋谷区)は2007年11月13日、企業向けLinuxディストリビューションの最新版「Red Hat Enterprise Linux 5.1」をリリースしたと発表した。仮想化機能の強化とファイルシステムの拡大によって、大規模システムに対応した。

 米Red Hatが11月7日(米国時間)に発表した製品で、同日から日本でも販売を開始している。仮想化機能の強化では、IA-64でのXenサポートを追加したほか、AMDプロセッサの仮想化機能「AMD-V」環境でのXenの完全仮想化に対応した。

 また、GUIによる仮想化環境管理や、サービス稼働中の仮想環境の別マシンへの移動など、システムの保守性や可用性を高める機能を追加した。このほか、ファイルサイズの上限を従来の8TBから16TBに拡大。日本語キーボード対応など多数の修正を行った。

 価格は、2CPUソケットまでのサーバ向けライセンスが年額10万1640円から。CPU数無制限のサーバ向けが同20万4750円から。1CPU25台分のクライアント向けが同28万8750円から。サブスクリプションを購入しているユーザはRed Hat Network経由で、無償で移行できる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

レッドハット
http://www.jp.redhat.com/