迷惑メール:発信国ブラックリスト、分散化傾向

 英Sophosはこのほど、迷惑(スパム)メールの発信地のブラックリスト(07年第2四半期分)を発表した。ワースト1は米国で、同社が調べた迷惑メールのうち19.6%は同国から発信されていた。ただ、米国の占める割合が前年同期(23.2%)より減少するなど、発信源の分散化が目立っている。

 ワースト2は中国(香港を含む)で、全体の8.4%を占めたが、こちらも前年同期(20%)と比べると減少。これらの“常連”の割合が減る一方で、「その他」の国から発信された分が全体の35%(前年同期は22%)を占めるようになった。中南米やアフリカからの送信が増えており、世界的な対策が必要と強調している。

 ワースト3位以下は韓国(6.5%)、ポーランド(4.8%)、ドイツ(4.2%)、ブラジル(4.1%)、フランス(3.3%)の順だった。【南 優人/Infostand】

Sophos
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