フリービット、IPv6とマッシュアップに対応したグリッド技術を開発
フリービットは2007年10月22日、大規模分散(グリッド)コンピューティング技術「Emoiton Link Semantiq Node API」(Senantiq Node API)を開発したと発表した。IPv6とマッシュアップに対応しており、自宅のパソコンや家電を安全に保ちながらインターネットに公開できるという。
同社のユビキタス・ネットワーク・ソリューション「Emotion Link」がベースで、既存のTCP/IPネットワーク上に仮想ネットワークを構築して、NATやファイアウォール越しに安全な通信を実現する。グリッド環境をIPv6で構築し、IPv4との接続はプロキシを利用する仕組み。
例えば、個人で使う場合、自宅のパソコンのHDDを外出先から検索してファイルを取り出したり、HDDに入っている音楽を携帯から聞くことなどが可能になる。
またローカルネットワーク上にある機器を、インターネット上のリソースと組み合わせて、サービスにして公開。自宅のパソコンに保存している旅行写真とGoogle MAPを組み合わせた自分専用の旅行サイトなどが作れるようになる。
このほか、サービス事業者であれば、事業者が提供するオンラインストレージに、ユーザーのパソコンの空きスペースを合わせて容量を拡張するという使い方もできるという。
年内に、同社の子会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI、本社:東京都港区)がSenantiq Node APIを利用したサービスを開始する予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】
フリービット
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