Apple:iPhoneに有害化学物質 グリーンピースが批判

 環境保護団体のグリーンピース(本部・アムステルダム)は10月15日(現地時間)、米Appleの携帯電話「iPhone」が有害化学物質を使用していないかどうか調査した結果を発表した。規制に違反した物質はなかったが、「環境ホルモンの疑いがあるフタル酸などが見つかった」として、Appleの姿勢を批判した。

 グリーンピースは以前から、「Appleは環境対策が遅れている」と追及しており、その一環でiPhoneの分解調査を実施した。その結果、塩化ビニルを柔らかくするために使われている化学物質で、環境ホルモンの疑いがあるフタル酸が、ヘッドホンのコードから検出された。

 一方、調査した18点の部品のうち半分から臭素を検出。ダイオキシンを発生するといわれる臭素系難燃剤(BFR)を使用していることがうかがわれたという。グリーンピースはウェブサイトで、分解過程の動画や写真を公開した。

 欧州では、携帯電話でのフタル酸の利用は規制されていないものの、玩具・子供用品での使用は禁止されている。携帯電話の最大手、フィンランドのノキアなどは、フタル酸やBFRの撤廃・削減に取り組んでいる。グリーンピースは、Appleにも積極的な努力を求めた。【南 優人/Infostand】

グリーンピース
http://www.greenpeace.org/