サイレックス、自社真皮指紋センサー用のLinux版SDKを販売
サイレックス・テクノロジーは、自社指紋認証機器用のLinux対応SDK「Fingerprint SDK for Linux」を2007年9月3日から販売する。これまでSDKはWindows版のみだったが、非Windows機器市場で指紋認証機能の組み込みニーズが急拡大していることから、Linux版の提供を決めた。
同社の真皮指紋組込用モジュール「E1」と真皮指紋センサ「S1」用のSDK。真皮指紋センサーは、表皮下の真皮層の指紋パターンをRF方式で読み取って認証を行うセンサーで、乾燥指や、表皮に傷がある指でも高い精度で識別できるのが特徴。
Linux版SDKは「指紋センサ制御ライブラリ」「特徴点抽出ライブラリ」「照合制御ライブラリ」「拡張指紋認証ライブラリ」で構成。センサーから取得した指紋データを基に認証処理を行うミドルウェアとなっている。本人拒否率は0.1%、他人誤認率は0.001%。5段階のセキュリティレベル設定ができる。
対応OSはFedora Core 5で、カーネル2.6.15以降、GCC 4.1.0以降、glibc 2.4以降に対応。価格は契約内容により異なるが、50万円程度。代理店経由で販売する。【鴨沢 浅葱/Infostand】
サイレックス・テクノロジー
http://www.silex.jp/