SRA、オープンソースSOA基盤の最新版「ASIMA 2.0」を公開

 SRA(本社:東京都豊島区)は、すべてオープンソースソフトで構成されたSOA基盤の最新バージョン「ASIMA 2.0」を2007年8月2日公開した。各ソフトウェアを最新バージョンにしたほか、管理機能などを強化した。

 ASIMA 2.0は、SOA実行基盤の「ASIMA SERVER」とEclipseベースのSOA開発環境の「ASIMA IDE」で構成される。ASIMA SERVERは、「Apache Geronimo」をベースに「SpringFramework」「Tomcat」などを組み合わせたもので、J2EEの主機能を提供。Geronimoの管理コンソール機能やモニタリング機能など、管理機能も充実させた。Windows/Linuxを問わず、既存の環境上に導入が可能。

 ASIMA IDEはJava開発環境「Eclipse 3.3」とプロジェクト管理ツール「Maven 2.0」を採用。WebアプリケーションやJ2EE向け開発が効率的にできるという。

 動作環境は、ASIMA SERVERがRed Hat系Linux(RHEL 3/4/5、CentOS 3/4/5)、Windows 2000/XP。ASIMA IDEがWindows 2000/XP。また、JDK 1.5が必要。

 ASIMA SERVERはSRAのWebサイトから無償でダウンロードできるが、セキュリティパッチの提供や運用サポートサービスは有料。価格は1サーバあたり年間21万円から。契約者にはASIMA IDEを無償で提供する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

SRA
http://www.sra.co.jp/