スカイコム、ブラウザでPDFを高速作成できるサーバソフト

　スカイコム（荒武捷二社長）は、サーバー上でPDFを高速作成するソフト「SkyPDFWeb Server」を7月27日に発売した。

　「SkyPDF Web Server」は、PDFの標準仕様に完全準拠した高速処理エンジン「SkyPDF」を採用し、一般的なPDF作成ツールに比べて約2倍から10倍以上の高速で処理できる。また、Webブラウザから利用できるため、クライアントPCにソフトをインストールする必要がない。パスワードによる利用者権限の設定はもちろん、電子署名、暗号化により、重要書類をより安全にPDF化できる。

　クラスタ構成に対応しており、社員数の多い大企業や不特定多数のユーザーを対象とするオンラインサービスにも利用可能。さまざまなシステムのバックエンドとして動作させる機能も搭載する。サーバー稼動状況や処理状況を監視する機能、処理状態を監視して異常時にサービスを再起動する自動復旧機能などにより、管理者の負荷を軽減でき、自動運用も可能。

　税別価格は、「自社内利用ライセンス」が1CPUあたり300万円、「ASP利用ライセンス」が初期導入費用50万円、1CPUあたりの月額利用サービス料金13万円。同社は大・中企業や官公庁・自治体、アプリケーションサービスプロバイダー向けに、初年度3億円の販売を目標としている。

　なお、「SkyPDF Web Server」は、インターフェイスを公開可能で、同社はソリューションプロバイダー／SI会社との技術パートナー提携も積極的に推進する。

スカイコム＝http://www.skycom.jp/
「SkyPDFWeb Server」＝http://www.skycom.jp/skypdf_webserver.html

提供：BCN