KLabなど3社、企業内の個人情報保護の意識向上を支援するASPサービス

 KLab(真田哲弥社長)とヒューマンアカデミー(磯村英孝代表取締役)、KDDIネットワーク&ソリューションズ(KNSL、﨑田裕一社長)の3社は7月27日、企業内での個人情報保護の意識向上を支援するASPサービス「個人情報Learning & Search」の提供を開始したと発表した。

 ヒューマンアカデミーの個人情報保護に特化した教材と確認テスト、KLabの個人情報検出ツールを組み合わせて、「学ぶ」「試す」「探す」の3ステップで継続的な支援を行う。サービスはKNSLが構築・運用するシステム上で組み合わせて提供する。

 「学ぶ」のステップでは、個人の意識によって招く「ついうっかり」といった「過去に起きた事故事例教材」を中心に、豊富な内容をドラマ仕立てで分かりやい映像型教材として提供。「試す」のステップでは、受験の度に出題問題が変わるテスト型コンテンツによって継続的な教育を実施。「探す」のステップでは、従業員が各自のPCで不要な個人情報関連ファイルの整理を簡単に行い、個人情報漏えいのリスク削減が図れるようにする。

 これらのステップを効果的にサポートするため、履修状況や個人情報ファイルの件数などを確認できる管理レポートも提供。個人情報関連ファイルは使用頻度によって分類され、長期間使用していないファイルは「要整理ファイル」として表示する。これにより、機能管理監督者側は、部署ごとに履修状況や個人情報関連ファイルの保有状況を確認することができる。企業ごとの社内ルールや社長宣言といった独自コンテンツを取り込むなど、カスタマイズ教材の追加も可能。

 価格は1契約ごとの契約料が31万5000円、1契約ごとの月額基本料は「3000 IDパック」が315万円、「4000 IDパック」が336万円、「5000 IDパック」が367万5000円、「10000 IDパック」が420万円。このほか、月額料金として「教材カスタマイズ」「初期利用データ登録」などが必要になる。

KLab=http://www.klab.org/
ヒューマンアカデミー=http://haa.athuman.com/
KDDIネットワーク&ソリューションズ=http://www.kddi-nsl.com/

提供:BCN