米Google:「Google Maps」に機能を追加できるツールの正式版

 米Googleは7月11日(米国時間)、地図・地域検索サービス「Google Maps」上に、さまざまな情報やアプリケーションを重ねて表示できるツール「Mapplets」の正式版を公開した。カスタマイズ地図の「My Maps」に追加する形で、情報やイベント、写真などを見せることができる。

 Google Maps専用のAPIで開発したミニアプリケーションの一種で、5月に発表したあと、開発者向けにプレビュー版を公開していた。これまでに100種類以上のMappletsが作成・公開されており、たとえば、ホテルの料金と空室情報の表示、スキー場のコンディション表示、ユーチューブの最新動画を再生するものなどがある。

 My Mapsへの追加登録は、ワンクリックで簡単にできる。また、1つのMy Mapsに複数のMappletsを登録できる。情報を追加した地図は、友人などに公開可能。

 利用できる地域は北米とオーストラリア、欧州の一部、ロシアで、対応言語も英語をはじめ欧州の言語が中心。現時点では日本からは利用できず、日本語にも対応していない。【高森 郁哉/Infostand】

Google
http://www.google.com/