Samsung:記憶容量が1テラのHDD 日立製品に対抗

 韓国のSamsung Electronicsは米国で6月9日(現地時間)、3.5インチ型のハードディスクドライブ(HDD)で、記憶容量が1テラバイト(約1000GB)の新製品「F1」を発表した。1テラHDDは、日立グローバルストレージテクノロジーズが既に発売しているが、一段と集積度を高めた。

 日立の製品はディスク(プラッタ)5枚で合計1テラだが、Samsungは約334GBのディスク3枚で実現。回転させるディスクが少ないため、消費電力が減り、故障リスクの低下も期待できるという。

 Serial ATA(3Gbps)方式で、回転数は毎分7200回転、バッファは32MB。米国では399ドルで売り出した。用途はパソコン、サーバー、ハードディスクレコーダーなどを想定している。【南 優人/Infostand】

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