日立システム、LANDeskのIT資産管理ソリューションの販売で提携

 日立システムアンドサービス(日立システム、中村博行社長)は6月8日、LANDesk Software(LANDesk、今井幹夫社長)と販売代理店契約を締結したと発表した。代理店契約を受け、LANDeskのIT資産管理ソリューション「LANDesk Management Solutions」(ランデスク マネジメントソリューションズ)を6月25日に発売する。

 「LANDesk Management Solutions」は、ソフトウェアの自動配布やライセンス管理からパソコンの脆弱性監視までを統合的に管理するソリューション。ソフトウェアやウィルス対策パターンなどをパソコンに自動配信するほか、ネットワークに接続されたPCのソフトやウィルス対策の更新状況の把握が可能。

 日立システムでは、IT資産管理やPCの構成管理を実現するソリューションとして、TCO削減だけでなく、情報漏えいやウィルス感染を防止、コンプライアンス体制を強化したい企業に向け販売する。

 同時に、同社が販売する製品との組み合わせで、企業内部からの情報漏えいを防止する「オフィスセキュリティソリューション」の強化も図る。具体的には、「オープン・ネットガード」や「Juniper NetScreenシリーズ」と組み合わせ、ソフトウェアが最新の更新状況ではないPCがネットワークに接続された場合、ネットワークから遮断するなど、オフィスのセキュリティ環境を強化できるようにする。

 「LANDesk Management Solutions」で収集したIT資産情報や自動配信したソフトウェアの履歴などは、ITSMS適合性評価制度の認証を取得の関連資料として活用できる。

 「LANDesk Management Solutions」の価格は、「LANDesk Management Suite」が93万5000円、「LANDesk Security Suite」アドオン版が46万8000円。いずれも100ユーザーライセンスの場合。日立システムでは、今後3年間で5億円の販売を見込む。

日立システムアンドサービス=http://www.hitachi-system.co.jp/
LANDesk Software=http://www.landesk.co.jp/

提供:BCN